声の訪問者はまだ絶えませんでした。
古い神々と呼ばれた五人前後の集団がやって来ました。
何もしてないのにトウジンサマと呼ばれる男性に気に入られましたが
集団は私が声の主を見る事が出来ないと知ると失望して去りました。
トウジンサマは純粋な心を持つ独身の若者に力を託すそうですが
いつの間にか去るのではなく消えていました。
すると直ぐにガラの悪い若者の少年の様な青年の様な訪問者が来て
失望の報復として左目にココチュウと言う蟲を入れました。
眼を食べて身体に潜伏するタチの悪い珍しい蟲だそうです。
怒り笑いをしながらその若者は去りました。
オミヤと呼ばれた付き添いの訪問者は左目に何かを入れてくれましたが
ガラの悪い若者がやって来て左目を盗みました。
それを何度が繰り返していました。
何だかわからず声を聞いていると、オミヤの人が邪悪になっていきました。
そして悪い訪問者がやって来るようになっていきます。
なぜこの様な奇怪な声が聞こえるのか謎は深まるばかりでした。