その後、正社員として1年ほど職人の見習いの様な仕事に就いていましたが
作業が私の方にあまり回って来ず解雇されました。
昔を分析すると私が不幸の中にいる時は
見えない何かは何もして来ない様でした。
しばらく母のいる田舎でノンビリしていましたが
職なしではいけないので就職活動に入りました。
退社後に半年経過してやっと正社員採用され
違う業界で経験のない職として働くことになりました。
会社の入っているビルは大きく人も多くで入りしていましたが
入り口の近くに赤い鳥居のある小さな社が印象的でした。
いつもその存在を忘れていた筈なのに気がつくと
気配で小さな社と目が合ってしまっていました。
その社が建てられた理由が『ビル工事で頻繁に事故が起こる』と
言うモノだと知るのは数年後になります。当時は何も考えていませんでした。
4ヶ月後、社内の天井でタバコの煙のようなものを沢山見ました。
ただの目の錯覚だと思い、気にませんでした。
しばらくすると突然悪口を良く聞くようになりました。
声は明らかに他の社員のものでしたが確かめたら悪口は言っていませんでした。
逆にそんな事ないよ驚かれました。内容は妬みや嫉妬と言う変な悪口でした。
そして病気扱いされて退職する事になってしまいました。
私の働きが大半で上場企業との契約が取れた直ぐの事でした。
15年経過した今でもその上場企業とは仕事をしている様で少し複雑な気分です。
退職すると声は直ぐに止みました。
何かがオカシイと思っても何をして良いのか分かりませんでした。
これは霊障の引き金だった様に思います。