お絵描き霊の誕生

のんびりした霊たちは何もする事がありません。

霊たちはお絵描きさんを見ていました。

興味はありませんでした。

お絵描きさんは本を見て絵の練習をしました。

霊たちは思いました。

おや?自分達でも描けないかな?

『楽しくなるぞ〜』

創るのは楽しいなあ

『どうやって描くの?』

色々試してみよう!指で描いてみよう!

『心の中で描いてたけど線で描きたいな!』

『わしはコネコネして人形を創るぞ〜!絵も好きじゃー!!』

『葉っぱから素を集めてくるのじゃ〜!』

『公園に行こう!』『公園だ!』

『指を細くして描くんだー!』

『指柔らかくすると絵が変わるぞー』

『霊界に上がったら、どんな絵が描けるだろう!練習しなきゃ!』

ボク、鉛筆を造ったよ!

あの子はお絵描きが好きだから死んだらあげるんだ!

10年ずっとあの子の霊気で毎日練ってるんだ!

よこすのじゃーーー!

『硬いーー!?』

『武器にするのじゃ!わしの小刀じゃあ!!』

やめろよー!!そういうものじゃないんだ!

『なんじゃこりゃ?複雑な霊具じゃ!』

『どこの職人じゃあ!!』

霊的な画材は奪われました。