やんごとなき身分の悪霊は善い霊に言いました。
『私って餓死したのよ。可哀想でしょ。
あなたたちの仲間なのよ。
だからご霊気ちょうだい!』
やんごとなき身分の悪霊は
どんどん善い霊を陥れて食べたり
騙して霊気を大量に貰いました。
疑問に思った霊は言いました。
『いつも何を食べていたのだ?』
やんごとなき身分の霊と繋がっている
人間は正直なので正直に言ってしまいました。
『星を食べていたわ〜。コンペイトウよ〜。
甘くて可愛くて綺麗で
体から臭いのも出ないし
毎日コンペイトウしか食べなかったわ。
甘い物しか食べたくないわ〜。
今繋がってるヤツは甘い物が好きじゃないのよ!
ころしちゃってぇ〜!!』
食べ物に困っていた農民の霊は怒りました。
しかし騙された強い霊に農民の霊達は
蹴散らされてしまいました。
悪いやんごとなき身分の悪霊は
どんどん仲間を増やして行きます。
誰が気づくでしょうか。
声の訪問者は言いました。
『金平糖で餓死って何じゃ!舐めとんのか!!』