守りと呪いの霊媒植物

祓魔師はアドバイスしました。

『大きなサボテンを入れて下さい。護ってくれるでしょう。

私の言う事を全て守らなければ助かりません。』

私は人に見立てられる水分の多い大きな植物を身代わりに仕立て

遠隔呪術を抑えるのだと判断しました。

運良くセールで大きなサボテンを購入できました。

多分普通に大きなサボテンを買うと

3万円以上になると思います。

声の訪問者は言いました。

サボテンに身代わりの霊が入りました

『サボテンが!サボテンが!!』

サボテンの周りはプルプルと震えました。

悪い霊や気を受け止めている様でした。

呪い使役霊は言いました。

『風水的に悪くしてやれ!霊を沢山投入しろ!』

『御霊入れるっ!御霊入れるっ!御霊入れるっ!』

声の訪問者は言いました。

サボテンが死にましたよw

『直接、霊を送り込まれたら呪いを防げませんね!w

サボテンはお洒落でしたので飾っていましたが、それは間違いでした。

風水でサボテンは悪い気とされますが理由が明らかになります。

悪魔が現れてサボテンの魂を喰らい成り代わったのです。

サボテンは悪霊の住処に変わりました。

サボテンを媒介にして悪霊が

壁さえ突き抜けるスピリチュアルアタックを行い始めたのです。

主に人の心を乱す精神波の攻撃でした。

悪魔の声の訪問者は言いました。

『私達の仲間!タマゴを産みつけた!いっぱい増えるよ!絶えず増えるよw』

サボテンはもしかして私と同じ様に魂を入れ替えられたのではないか

祓魔師にサボテンを伐採する連絡をメールで送りました。

私はサボテンを輪切りにして根元をズタズタにして処分しました。

声の訪問者は言いました。

根元が本体だ。切れ。

悪魔の声の訪問者は言いました。

『いたいいたいいたいいたいいたいいたい!

かなしくないけどいたいいたいたい!!しんじゃうしんじゃう!やだやだやだ!!

わたし、いまサボテンだからサボテンとおなじキモチになってる!

いたいいたいいたいいたいいたいいたい!いたいいたいいたいいたいいたいいたい!

いたいいたいいたいいたいいたいいたい!いたいいたいいたいいたいいたいいたい!

いたいいたいいたいいたいいたいいたい!』

悪魔の声の訪問者は言いました。

『ぼくもつながると、いたいよーくるしくないけどいたいいたい

しぬのはいやだ!!いたいいたいいたいいたいいたいいたい!』

一部の悪魔は去りました。

声の訪問者は言いました。

植物になるからこうなるんだ、愚か者め。植物は霊気を分けてもらうものだ

声の訪問者は言いました。

『サボテンの本体が出ましたよ』

サボテンの本体は言いました。

『僕、ambivalence∞さんが好きで愛していて守りたいと思っていたけど

ここで死んじゃうのやだ…いたいよ…いたいよ…くるしいよ…くやしいよ…

僕、しぬのはいやだ…ずっと一緒に居たかった…

やだよ…やだよ…しんじゃうよ…

声の訪問者は言いました。

奴ら勝手に守護霊を入れ込んでいたのか?悪い奴らだ…

声の訪問者は言いました。

『守護霊じゃないよ。ambivalence∞好きなヤツだ…守護霊はもういないし…』