かつてウィスパーボイスは言いました。
『私達の仲間は何処に行ったのか?』
悪霊は気に入らない霊をバラバラにしました。
悪霊の気に入らない霊は善人でした。
善人の霊は霊体と魂を引き剥がされました。魂は思念体を捨てられてバラバラにされて食べられたり悪い霊界に奴隷として売られました。
悪霊はニヤニヤしています。
『霊気がたんまりだ!おいしい〜!』
強い霊のバラバラにされた端っこの身体は
悪霊の身体の一部として組み込まれました。
悪霊はニヤニヤしています。
『こいつの強さは俺の物だ!おいしい〜!』
残った強い霊の身体に悪霊の魂が乗り込みます。
悪霊はニヤニヤしています。
『こいつになって偉くなるんだ!おいしい〜!』
悪霊の下っ端は残った善人の霊を
丹念に食べました。
悪霊の下っ端はニヤニヤしています。
『混ざったら生まれ変われるんだ!おいしい〜!』
今日も悪霊達はニヤニヤしています。
『誰も分からないの?バカじゃないの〜!』
『もっとやろ〜!おいしい〜!』
気が付いた困った人は霊能者に頼りました。
しかし気が付いてはくれませんでした。
それどころか少しでも説明すると
霊能者でもないのに何を馬鹿な事を
言っているの?と相手にしてくれません。
悪霊達はどんどん増えていきます。
どこかの霊能者の霊が調査に来ても
良い霊と見なされると食べられてしまいます。
どうなってしまうのでしょうか?
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声の訪問者は言いました。
『霊能者にも宗派や特徴や個性がある。心得よ。』
『それぞれ得意不得意があるのだ。』
『除霊・浄霊・霊体だけでは無く
魂と霊界も詳しい霊団を持つ霊能者を頼られよ。』
『霊能者は人間。完全に霊と意思疎通が
出来る訳ではない。』