淫魔の呪いのレポートで身体を揺さぶられて
喘ぎ声の様なものが出てしまう奇妙な
霊障は収まって来ましたが今でも続いています。
しかし頻繁に起こり続ける中で格が高い淫魔を
独力で退治する事が出来たのです。
何か良く無い霊的な存在がいるのではと思った私は
家の中で目立つところの床に白い紙を敷いて
上に短刀と白い小皿に血の様なものを置いたのです。
血の様なもの=クリムゾンレーキの絵の具と砂鉄
するとどうでしょうか。
15分もしないうちにお皿が燃えていたのです。
良く見ると高さ20〜30cm程度の白い半透明の炎が
偽物の血で満たされたお皿の上に乗って
燃えさかっていたのでした。
こんなものは人生で一度も見たことはありませんでした。
この気味の悪いものに集る存在は悪に違いありません。
私は即トイレットペーパーで偽物の血と炎を抑えて
トイレに流してしまったのでした。
声の訪問者は慌てました。
『神千代さまああああああああ!!?』
『なんてことをおおおおお!!』
『神千代さまがああああ!!?』
カミチヨが何なのか分かりませんでしたが
変わった名前だなと思った程度でした。
この日から毎晩起こる身体を激しく揺さぶられる現象は
とても弱まりました。絶対に悪霊の仕業に違いないと思いました。
神の如くのオーラを放ち血と女が好きな邪悪な霊とは
どんな霊だったのでしょうか。何故こんな霊が強いのか謎です。