鬼女は土地に還る

用があって偶然にも15年ほど前に目が合った

小さな鳥居付きの社の側を通りました。

その社が建てられた理由が

『ビル工事で頻繁に事故が起こる』という事でした。

声の訪問者は言いました。

わしの住んでいた社があんなに立派になって!

お狐さんもあるし水を汲むところもあるわい!

社は同じ場所にありましたが大きくなり、お賽銭箱も設置されていました。

鳥居も立派になり可愛らしい狐の像が2つも置かれていました。

声の訪問者は言いました。

『わしは行く…』

鬼女とされた者は元の土地に還りました。

二人の女の声の訪問者は言いました。

クソ!引き剥がして憑けてやったのに戻っちまったよ!!

かなり霊団の主体になってる霊だ…!半分近く行っちまった!!

声の訪問者は言いました。

『その言葉とその声…神ではないな…どこから盗んだ?』

霊は故郷の土地や住処が立派になっていたら

戻りたいモノなのかもしれません。

声の訪問者は言いました。

なんで霊がまた増えてるの?

『悪徳霊能力者と祓魔師の所の悪霊じゃないの?何考えてんの??

オカシイんじゃないの?金払った客に悪霊送るとか。』

ヤバイ!声の訪問者退治して悪霊送り続けろ!

『頭に響くチャネリングにしろ!この女絶対に殺してやる!!』

ブログに書いてある今までの霊障全部起こせw

『除霊したやつも戻してこい!』

『ふざけるな!またかよ!!雷門の奴ら強いじゃないか!!』