黒魔術の基本

図書館にあった魔術書によれば、黒魔術は複数人で行うものであり術者の気性は冷酷で残忍で攻撃的で性的でなければなりません。つまり全てが揃わなければ術をかける事は出来ないのです。また空腹である時間が長いとエネルギーが上がる為、食事を極端に減らし術をかけるものです。今時、時間と精神を減らす為、物理的金銭等のメリットが無ければ、黒魔術を行う者は異常者とも言えるであるでしょう。

黒魔術とは要するに儀式の有無はともかく悪神(霊)に願いを聞いてもらう代わりに、願いが全て叶った時に何か対価となるものを失う事でです。これを契約と言います。稀に本にでは無く関係者全てが契約の対象となります。

悪神は最初に何を対象者にするかと言うと霊的聴覚を利用した声がけで暗示を掛けるのです。これの一部の現象を統合失調症と考えています。暗示を掛けるのは対象者を霊的に弱らせ暴走させる為です。また図書館にある魔術書によれば、この行為を霊障と黒魔術の最も基本的な行いだと記されていました。

暗示による攻撃に心を許してしまうと魂のオーラに穴を開けられ、悪神は対象者の魂の世界に侵入して来ます。最悪の場合はそこから霊的な盗みが始まるのです。奪うものは霊的な感覚やハイヤーセルフの恩恵でしょう。縁を滅茶苦茶にされ悪縁を付けられる恐れもあります。

1番美味しい思いをしているのは悪神であると言えるでしょう。しかし暗示に掛からなければ全ては予防できるものなのです。暗示にかけにか来る悪神が絶えないのなら、暗示には掛かっていないのだろうと推測されます。

余談ですが暗示の内容は精神を弱らせるための呼びかけです。基本的には悪口や繰り返しの言葉などだか悪神が侵食をすると記憶を読まれてそれを利用した暗示も展開して来ます。